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毛糸で編む、鉛で編む。

お盆真っ盛りです。

「びっくり!リリアン」も佳境です。

いよいよです。

土曜日2:00から、西成の人権文化センターで

やってまいりますよぉっ。

そこで、そこで。

ここまで強引に引っ張ってまいりましたが、

ついに今回は、ビッグリリアンの講師をつとめる

やまむらけい子さんの作品を

ご覧いただこうかと思います。

ビッグリリアンで編んだものもあれば、

鉛片などを手で編みこんで作った作品もあり、

いずれも、独特。いずれも、手編み。

ビッグリリアンで編んだものは、

「いもいも虫」と名づけられていて、

おおきなミミズや、へびにも見えてきます。

鉛片を手で編みこんだ作品は、これまた

なかなかおもしろいカタチをしていて、

ほんとうに目が不自由なのかと思わせるほど、

細かく編みこまれています。

では、彼女の解説付きで、ご覧ください。

作品、其の壱『いもいも虫』

Photo_2

(作家による解説より抜粋)

巨大リリアン機を使って、リリアンのあみ方で。

普通のリリアン機は小さく、作業も細かい。

かぎ針を使わないとあめない。

巨大リリアン機では、指で直接あむことができる。

(視覚を要しない)

やわらかい素材で編んでみる。

それを、どう立体に生かすかを考え、

丸めた新聞紙をつめてみる。

色合いは、いい感じと思う。

ギュウギュウにつめたところ、ゆるめにつめたところを

作って、ぐにゃぐにゃとした動きのある形が出せた。

表面のやわらかい素材と、全体のやわらかそうな形か

ら軽く、やわらかいものという印象があるが、意外とし

っかりしている。

「ぐにゃぐにゃした動きのある形」を出した。

いも虫やミミズのような生物を思わせる。

リリアンの端の処理に、同素材でカゴあみしたものを取

り付けることを思いつく。

縦軸にはヒモの中にアルミ針金を通し、あんでいく

のはそのままのヒモで。

やわらかいけど、しっかりしたものができる。

頭と尻に取り付けて、つるんとさせれば、より「虫」ら

しくなった。

『いもいも虫』の誕生!

作品、其の弐『夢か現か』

Photo_3

(作家による解説より抜粋)

素材:鉛、新聞紙

鉛(非現実的な素材 見えてたときに出会ってない)を

編む。

編めるのか、編めないのか どうなるのか、どうするの

か…夢

新聞紙(現実的な素材 身近にあって今まで見ていた)

も編む。

確実に編める…現

鉛のことは想像しながら編む。新聞紙は想像せんでも思

い浮かべられる。

鉛と新聞紙の関係を想像する。色合いも想像してみる。

鉛を新聞紙で挟んだところを想像してみる。どきどきし

た。

形のイメージは持たずに作っていった。なるようになっ

た形。

触り心地のよい形。

大きさ:22×22×93(㎝)

重さ:13

制作中に触ると、なだらかな曲面が「女体」のようだと

感じられた。しかし、完成後ある人の感想は、「男性器

を思わせる」というものだった。

言われてみれば、「たしかに!」と思ったが、それは

「視覚」では全体像を一目でとらえることができるが、

「触覚」だけだと自分が触っている、「その部分」だけ

しかわからない。その差によって、「女体」と感じられ

たり、「男性器」と感じられたりするのはおもしろいこ

とだと思った。同じように「視覚」で鑑賞しても、その

人の感性によって違うことを感じるのだろうがそれ以上

の違

いがあり、よりおもしろい。

以上。

では、では。土曜日、がんばってまいります。

(あっ。そうそう。ぼくが参加できなかった

シミュレーションは、ARTPOTの代表を中心に、

うまく進んだようです。あとは、ぶっつけ本

番です。なんとかなるでしょ。

なんとか、ね。)

Copy by man.

http://www.keyis.jp

イラストレーター荒木啓子(奥さん)のHPです。

http://www.kcat.zaq.ne.jp/kco

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